December 2010

December 21, 2010

赤い自転車操業

友達のアンマリーが、私に抱きついて真剣に号泣。残念ながら、うれし泣きではない。真剣に辛くて、苦しくて、悲しくて泣いている。でも、私はかける言葉がない。人が苦しんでいるのを見ることは、こちらも辛い。心が痛い。

毎年クリスマスが近づくと、コレなのだ。彼女は$50〜$100もするクリスマスプレゼントを10個以上買う。全部家族、親戚のもので、彼女に言わすと「買わないわけにはいかない」「安いものや、手製のものですませたりしたら、お母さんが激怒する。」「そんな母親、あなたのことを愛していない」とまで言ってしまった。毎年それで何百ドルの赤字で、クレジットカード地獄に陥る。夏頃には完済するんだけど、かなりの利息を払う。クレカで借金するのはそれだけではなく、テレビも車も友達の誕生日も外食も全部借金なので、ものすごい借金になり、とうとう一日に何度も脅迫すれすれの督促電話がかかる状態に。何度も電話番号を変え、それでも携帯電話が鳴りっぱなしで、使えないほど。泣いて逃げて、、、とうとう親が全部払い、クレジットカード禁止令発布。それでも、金遣いの荒いのは治らない。私が「そんなもの、買うお金あるの?」と言うと「大丈夫、今日給料出たから」と全部使っちゃう。

不況の折り、そもそもパートタイムの仕事は時間数が減るばかり。それで、今年こそはと、夏から少しずつプレゼントを買いためていた。そうとは知らず、私がつい「来週の水曜日は22日よね」と言ったのがいけなかった。

突如真っ青になったアンマリー。「え、クリスマス前にもう一回給料日があると思ったのに」あと、まだ3つも買わなくちゃいけない。計算したら、どう無理しても$100は必要。友達にお金を貸すと友達を失います。貸しました。まぁ、アンマリーはちゃんと現金で返してくれるんだけど、でもそういう関係になると、友達ではなくなったとは言わないまでも、何か変な関係になります。って、お金を人に貸すなんて、ほとんどしません。アンマリーには前にも一度。号泣されると、他にしようがない、、、ちゃんと返してもらいました。

現金持つと人格変わるアンマリー、二人で紙に書いて、残りの三人のクリスマスプレゼントと次の給料日までの食費などでいくら必要か計算して$100渡したのに、、、、うちにあるありとあらゆる食料品をどっさりあげて、「これで来週の金曜日まで、食料品は大丈夫だよね」と何度も念を押したのに、、、、その10分後、私のうちを出る時になると「じゃ、ちょっと食料品買ってくるわ」。それが、$5や$10じゃないのは、わかっている。$100全部使っちゃう可能性が高い。彼女の「食料品」というのは、私から見ると「特に高いものしか買わない」私の逆。「だって、これがおいしいんだもん」って。クリスマスプレゼント、どうするんだろ。私に言ったって、もう貸してもらえないのは彼女も知っている。他の友達の前で、またああやって泣くんだろうか。

親友が辛くて号泣しているのに、「ばかじゃない?」とは言えません。真剣に泣いているのであって、決して嘘泣きではない。もう一度言います(笑)。決して嘘なきではない。ただ、現金を見ると、理性とか辛い記憶とか全部なくなるらしい。「今年はいつもみたいにならないようにって、夏から買っていたのに。もうクレジットカードがないから。。。」でもねぇ。。。

sabala at 00:32|PermalinkComments(8)生活/できごと